Fintokeiに参加する前に知っておきたい!プロップファームの歴史や将来性について解説

プロップファームの存在は、日本ではまだあまり知られていないというのが現状です。

そこでこの記事では、プロップファームがどのような歴史をたどってきたのかを解説した上で、その将来性についても論じていきます。

  • そもそもプロップファームとは?
  • プロップファームの歴史

そもそもプロップファームとは?

まずはプロップファームについておさらいしておきましょう。

プロップファームに関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

https://stage.fintokei.com/jp/propfirm/

プロップファームとは、ヘッジファンドなどのように顧客から資金を集めて運用するのではなく、会社の自己資金のみを使ってトレードを行う会社のことを言います。

プロップファームで働く「プロップトレーダー」は、会社の資金を使ってトレードを行い、稼いだ利益の一定割合を所得としています。

https://stage.fintokei.com/jp/proptrader/

彼らは完全歩合制で働いており、トレードの利益が多ければ多いほど、月の報酬額に反映されることになります。

Fintokeiでは認定のプロトレーダーになることで、最大5,000万円のトレード資金をもとにトレードを行うことができ、トレード運用益の80%を利益として出金することが可能です。

プロップファームの歴史

ここでは、プロップファームの歴史について順番に紐解いていきます。

  • はじまりはたった1人のトレーダーから?
  • 90年代後半からHFTを活用したプロップファームが台頭
  • リーマンショック後に新規のプロップファームが増加
  • プロップファームの現状と将来性

はじまりはたった1人のトレーダーから?

もともとプロップファームは、1980年代から1990年代にシカゴの先物取引所であるCMEの会員であった一人のトレーダーから始まったとされています。

先物取引で成功したそのトレーダーは、他のCME会員を資本的に支援しながら、グループを形成していき、プロップファームとして組織を築くに至りました。

こちらは、プロップファームが形成された最も古い例ですが、プロップファームとしての認知が高まったのは、もう少し後の話です。

90年代後半からHFTを活用したプロップファームが台頭

90年代に入ると、ECNと呼ばれるコンピューターベースの電子取引システムが開発されました。

このような市場構造の転換期に、HFTと呼ばれる取引方法を利用して、大きな利益を得るプロップファームが台頭します。

HFTとは高頻度トレーディングと呼ばれる取引方法のことを指し、短期間の間に高頻度の取引を繰り返すことで、より優位なポジションを取ることを可能にしています。

HFTによるトレードは、この時代にアメリカで爆発的に広がっていきました。

当時のアメリカでは、株式取引が東京証券取引所に一極集中していた日本とは反対に、証券所が分散していました。

それがECNという複数の市場を電子的に接続する技術が生み出されたことで、市場間の価格のギャップを利用したアービトラージが可能になりました。

アービトラージとHFTの相性は抜群によく、プロップファームはHFTを用いたアービトラージによって、大きな利益を稼ぐことに成功しました。

この時代に、現在でも続く老舗プロップファームの礎が築かれたといえるでしょう。

リーマンショック後に新規のプロップファームが増加

別記事でも記述しましたが、リーマンショックを受けて、大規模な金融規制を目的としたドットフランク法が制定されました。

これにより、銀行のディーリング部門が縮小される事態となりましたが、このタイミングで多くの元銀行のディーラーはプロップファームにヘッドハンティングされるか、自らプロップファームを起業する道をたどりました。

https://stage.fintokei.com/jp/proptrader/

アメリカにおけるプロップファームの数は、この時期に爆発的に増加し、当時の株式市場の30%の取引量を占めるまでに、勢力を拡大していきました。

プロップファームの現状と将来性

以上の歴史の流れを見てもわかるように、アメリカでは現在に至るまで多くのプロップファームが設立されています。

しかし、日本でプロップファームとしてのサービスを展開している会社はごく少数であり、日本のトレーダーの間でも認知度は低いといえます。

実際、Google検索で「プロップファーム」や「プロップトレーダー」について検索している人は少なく、検索結果も乏しいものとなっています。

しかし、日本におけるプロップファームには大いに将来性があるといえます。

日本のトレーダー人口は年々増えていますが、多くのトレーダーが資金不足により十分な取引環境が整っていません。

取引環境の整った銀行に就職したとしても、金融規制の影響でディーリングデスク部門が縮小している現状では、銀行のプロップトレーダーとして活躍できる可能性は低いでしょう。

プロップファームであれば、取引環境と資金面に問題を抱えるトレーダーにとって、最適なソリューションになりえます。

まとめ

ここではプロップファームの歴史について解説してきました。

本記事の要点は以下の3つです。

  • プロップファームは市場のECN化に併せてHFT取引を行なったことで、急速に勢力を伸ばすことができた
  • プロップファームは、リーマンショック後の銀行の元プロップトレーダーをヘッドハントしながら礎を築いた
  • 日本でも今後プロップファームが急速に広まる可能性は十分に高い

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